トコちゃんベルトを着けていると筋肉が落ちてしまいませんか
こんにちは。
トコちゃんベルト着用指導士
三軒茶屋あおば整体院の長谷川知美です。
トコちゃんベルトの着用指導をしているとよく聞かれる質問です。
「トコちゃんベルトを着け続けると、筋肉が落ちてしまうのでは?」
今日はこのテーマについて書いていきます。
トコちゃんベルトを着けていることが原因で筋肉がおちることはない
まず、結論は「トコちゃんベルトで筋肉が落ちることはない」です。
おそらくこのような質問をする方は、トコちゃんベルトにコルセットのような役割を期待するからではないでしょうか。
コルセットとトコちゃんベルトの違い
腰痛で使われるコルセットとトコちゃんベルトは、似ているようで実はその役割が違っています。
いわゆるコルセットは、固い素材でできていて、身体を固定またはそれに近い形で支えるものです。本来であれば自前の筋肉を使わなければならないところを、コルセットがその代わりに働いてくれます。
いっぽう、トコちゃんベルトはコルセットのようにベルトそのものが体を支えるという使い方ではなく、筋肉のサポート役、といった感じになります。
以前の記事にも書きましたが、「骨盤ケア」には3つの原則があり、トコちゃんベルトはその1つ「ささえる」を行うための道具でした。
それ以外の、「あげる」「ととのえる」も同様に行っていただくことが大切です。
トコちゃんベルトはつけたままで「ととのえる」体操を行うことができます。体操を行った結果、内臓が上にあがったり、歪みが整ってくるとベルトがゆるくなることもありますので、その場合はまた着けなおしをしてくださいね。
こういったことから、トコちゃんベルトで筋肉が弱ったり、落ちたりすることはないとお答えしました。
トコちゃんベルトで筋肉が落ちることはないけれど…
ただし、ベルトを着けただけで身体を動かさないでいると、刺激を受けなくなった筋肉は弱ってしまい当然ながら「筋肉が落ちた、弱った」という結果になってしまいますので、くれぐれもご注意ください!
トコちゃんベルトを着ける強さについて
最後にもう少し追加でお伝えします。それは、トコちゃんベルトで筋肉を落とさないようにするためには正しく着用することが重要だということです。
よくある間違い
×トコちゃんベルトで骨盤をしっかりと締めたほうがいいと思って、ギューッと引っ張ってつけた
→
○お尻の筋肉を寄せるようにして、締め付けないようにトコちゃんベルトを巻いた
骨盤ベルトというとなぜか「しっかりと締める」のが良い気がしてしまいますが、トコちゃんベルトは「締める」のではなく「巻く」、これをよく覚えておいてください。
強さの目安は、仰向けに寝て着けたあと、膝をまっすぐに伸ばした状態で、ベルトと身体の間に手のひら一枚分、手を差し入れてみて手首あたりまでいれて、その手を左右に動かすことができるくらいです。
(図)
手首まで入らない場合はきつすぎ、手首まで入ってもまだゆとりがありすぎる場合は緩すぎ、の可能性があります。
また、立ち上がったときに締め付け感がなく、こんなに弱い力で大丈夫?と思うくらいでちょうどよいくらいです。
着けてみたときの強さの目安にしてみてくださいね。